先日、あるクリニックの院長先生から、こんなお話を伺いました。
「優秀な医療事務の方を採用することが本当に難しくなりました。人件費も上がっていますし、結局、自分でレセプトを確認することも増えています」
同じような悩みを抱えているクリニックも多いのではないでしょうか。
「採用すれば解決」が難しい時代に
医療事務は、受付、会計、レセプト作成、請求、返戻対応など、クリニック運営に欠かせない存在です。
特にレセプト業務には診療報酬の知識や経験が求められます。しかし現在、経験者の採用は難しく、人件費や採用コストも上昇しています。
その結果、本来は診療や経営に時間を使いたい院長先生自身が、診療終了後にレセプト作成から提出まで行うケースもあります。
もちろん、診療内容を確認し適正に請求することは医師の責任です。しかし、その周辺の事務作業まで、すべて院長先生が担う必要があるのでしょうか。
院長先生の時間を事務作業に使い続けるのか
院長先生の1時間と、システムで代替できる1時間は、同じでしょうか。
診療、スタッフのマネジメント、地域連携、そしてクリニックの経営。
院長先生にしかできない仕事はたくさんあります。
一方、一定のルールに基づくレセプトチェックなど、システムで支援できる業務もあります。
人材不足が進むこれからは、「人を増やす」だけでなく、「人がやらなくてもよい仕事を減らす」という発想が重要になると考えてます。
どれだけ高機能でも、忙しい診療現場で使いにくいシステムでは意味がありません。
必要なチェックをできるだけシンプルに行い、レセプト確認にかかる負担を減らす。
DX CAREが目指しているのは、そんな身近な業務から始めるDXです。
DXの目的は「人を減らすこと」ではない
私たちは、DXの目的は単なる人員削減やコスト削減ではないと考えています。
「人にしかできない仕事に、人の時間を使えるようにすること」
これこそがDXの大きな価値です。
人材採用が難しく、人件費も上昇している今、「何人採用するか」だけでなく、「今ある仕事をDXでどこまで効率化できるか」という視点が、クリニック経営にますます重要になっています。
レセプトチェックから「経営を支えるDX」へ
DX CAREでは、その先も考えています。
今後、国や自治体などの公開データと弊社独自のデータを組み合わせ、クリニック経営を分析・支援するシステムの構築を進めていく予定です。
患者数や診療実績、地域の医療需要、算定状況などを分析し、
「自院にはどのような成長余地があるのか」
「算定できていない診療報酬はないか」
「どこに経営資源を投入すべきなのか」
といった経営判断を、経験や感覚だけではなく、データから支援できる仕組みを目指します。
人がやるべき仕事と、システムに任せられる仕事を分ける。
そして、そこで生まれた時間を患者さんと向き合うことや、クリニックの未来を考えることに使う。
「レセプトをチェックするDX」から、「クリニック経営を支えるDX」へ。
DX CAREは、クリニック経営をデータとDXで支えるサービスへ進化していきます。